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旅行

海外旅行をしていた僕は、両親と別れて一人旅を満喫することにした。
島の人たちは基本的にみんな親切で、僕は旅を心置きなく楽しんだ。英語には散々苦労したけど。
最終日、僕はあるサンドイッチ屋に入って、散々悩んだ挙句(悩み過ぎて一時間程眠ってしまったぐらいだった)ジントニックのクランベリーアイスクリームフロートを頼んだ。「トニックウォーターは無いんだよ。悪いけど」と、ずっと接客してくれていた人の良さそうなおじさんが言った。
「俺が作るよ」と言って、髪の長い青年が奥から出てきた。「ソーダならあるよ。ウォッカソーダのぶどう添えで良いかな?クランベリーアイスクリームは太るよ」と彼は感じのいい笑みを浮かべながら親切に言ってくれた。僕は感謝して、わくわくしながら完成を待った。彼はHepperと言う特殊な役職についていて、頼んだ商品の値段が2倍もすると言うことを、件のおじさんが申し訳なさそうに教えてくれた。でも僕は出来上がった飲み物を見て、喜んで12$を払った。
「君の為に頑張って作ったよ」
僕は何だかその言葉に感動した。そうだ。このウォッカソーダを手に入れる為には大変な苦労をしたのだった。遠慮がちな、彼のキャベツ屑だらけの手を取って、思わず強めに握手をして感謝の言葉を並べた。次の瞬間には、僕は抱き締められていた。外国の人は随分と情熱的だなあ、と、のんきな感想を抱いている間に、僕のお腹のあたりに彼の勃起した性器が当たっているのが分かった。背のとても高い彼は、頭上から次々と愛の言葉を吐いてきた。僕は彼の手を振りほどいて、「悪いけれど、僕はゲイじゃない」と答えるしか無かった。今まで彼が親しくて、優しかったのは、全部下心があったせいだと思うと酷く悲しかった。彼は、誰も俺のことを分かってくれないと言うようなことを呟いて、そのままうずくまってしまった。怖かったけれど、色々なことがショックで、いつの間にか誰もいなくなってしまった店内に泣き叫ぶ彼を一人で置いておく訳にも行かなくて。僕は涙をゆっくり流しながら店内の階段に座っていた。しばらくして、誰かがお店に入って来た。顔を上げてドアの方を見ると、入って来た彼女は僕の知っている子だった。彼女は、微笑みながら僕の頭をそっと撫でてくれた。

で、目が覚めた。最後の女の子が誰だったのかだけがどうしても思い出せない。何でだ。おかしいだろその記憶配置。当てられたチンコの感触は割と鮮明に覚えているんだが。そりゃあんなのいきなり押しつけられたら怖いよね。ごめんなさい。

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